kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【玉手山古墳群】(たまてやまこふんぐん)大阪府柏原市

【玉手山古墳群】(たまてやまこふんぐん)は、大阪府柏原市にある古墳群。史跡指定はされていない。


大和川と石川との合流点の東南に、南北にのびる玉手山の洪積丘陵上に点在する古墳群である。
玉手山古墳群は3種類の古墳群によって構成されている。第1は古式古墳群(古墳時代前期の古墳群)である。13基の前方後円墳と20数基の円墳があり、それらは丘陵全体に分布する。竪穴式石室を主体設備とし、鏡・玉・刀剣、工具類を副葬していた。丘陵中腹の安福寺境内には、古墳群から発掘された直弧文のある割竹形石棺が手水鉢に利用されている。畿内地方でも、古式古墳がこのように大群集の様相をとることは、きわめて稀なことである。第2は、丘陵の西麓に近く凝灰岩層があって、この部分では横穴墓が山腹に掘り込まれている。横穴墓の実数は不明であるが数十基と推定される。石棺を作りつけたり、陶棺を用いたりしており、後期の副葬品が発見された。第3は、横穴式石室を主体として家型石棺を安置した後期古墳が1基ある。



玉手山6号墳にあった2基の中の1基を移築したもの。なお、6号墳は消滅している。



住所 :大阪府柏原市円明町2-83
交通アクセス :
【電車】近畿日本鉄道「道明寺駅」から徒歩15分または「河内国分駅」から徒歩20分