kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【一茶句碑】大阪府柏原市円明町

【一茶句碑】大阪府柏原市円明町


「小林一茶」は、寛政4年(1792)から同10年までの約6年間、西国、上方方面を旅行。
その途中、寛政7年(1795)、明石から大坂に入り、天王寺、平野を通って、4月3日に葛井寺と道明寺に詣でた後、当時すでに景勝地として有名だった玉手山を訪れています。
「寺は、道明寺という。わずかに行けば玉手山、尾州公の荼毘所あり。竜眼肉の木ありて、このかいわいの景勝地なり。艮(うしとら)の方にかつらぎ山見ゆる。折りから遊山人處々につどう。(西国紀行)」
西国、上方方面への旅行を記した、一茶の著書「西国紀行」には、玉手山で詠まれた俳句2句が収められています。



初蝉や 人 松陰を したふ比(ころ)


雲折りく 適(まさ)に青菜見ゆ 玉手山



玉手山公園内には、「初蝉や」の句を「西国紀行」の原文から複写拡大して刻んだ句碑が建っています。尾州公の荼毘所とは、公園に隣接する安福寺境内にある、尾張徳川家2代藩主・徳川光友の墓のこと。



住所 :大阪府柏原市円明町2-83 
交通アクセス :
【電車】近畿日本鉄道「道明寺駅」から徒歩15分または「河内国分駅」から徒歩20分