『復元遣唐使船』 奈良市二条大路南4-6-1(平城宮跡歴史公園内)
『復元遣唐使船』
平成30年(2018)、平城宮跡歴史公園「朱雀門ひろば」の一角、「天平うまし館」に隣接した地に、かつて遣唐使船を精巧に復元されたもの。
精巧に復元したとはいえ、当時の正確な史料は残されておらず、その規模を含めて復元された姿はあくまでも推定されたものです。
船体は全長30m、全幅9.6m、排水量300t、積載荷重150tというスケールで復元されています。
船の見学については、「天平うまし館」入り口で観覧証を受け取り、基本的には通年甲板の上に自由に上がって見学することが出来ます。
船室内部は見学できないものの、当時の雰囲気を味わうことが出来ます。
遣唐使について
遣唐使(けんとうし)とは、日本が唐に派遣した使節である。日本側の史料では唐の皇帝と同等に交易・外交をしていたと記して対等な姿勢をとろうとしたが、唐の認識として朝貢国として扱い『旧唐書』や『新唐書』の記述では、「倭国が唐に派遣した朝貢使」とされる。
中国では618年に隋が滅び唐が建ったので、それまで派遣していた遣隋使に替えてこの名称となった。寛平6年(894年)に56年ぶりに再開が計画されたが、907年に唐が滅び、そのまま消滅する形となった遣唐使船には、多くの留学生が同行し往来して、政治家・官僚・僧にも多くの人材を供給した。留学生井真成の墓も中国で発見された。
所 在 地: 奈良市二条大路南4-6-1(平城宮跡歴史公園内)
アクセス:大和西大寺駅南口から徒歩約20分、又は新大宮駅から徒歩約20分
奈良朱雀門ひろば「 国営平城宮跡歴史公園」から見える近鉄特急 *Blog貼付用動画

























