kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【津夫久美神社】(つぶくみじんじゃ)大阪府八尾市水越

【津夫久美神社】(つぶくみじんじゃ)大阪府八尾市水越



古代の大豪族物部(もののべ)氏の祖神宇摩志摩治命(うましまじのみこと)を祭神とする。【津夫久美神社】の「つぶくみ」という社名は、物部氏の一族積組連(つぶくみのむらじ)に由来します。近世頃には「香森大明神」と呼ばれ社地を中の森と言われてました。この神社の西方には弥生時代の集落址である水越遺跡が広がっており、その関連がうかがえます。また、【津夫久美神社】の前の道を東へ約600m進んだ高安山麓には、「式内・玉祖神社」があります。「玉祖神社」からは【津夫久美神社】西600mの池の畔に位置することになります。
中世に「玉祖神社」が八尾市高安全域の氏神として勢力を拡げ、【津夫久美神社】は「玉祖社」のすぐ近くにあったため、同社の勢力下に組み入れられました。「玉祖神社」は三所大明神といわれ、玉祖大明神、香森(中ノ森)大明神、鴨森大明神の三神を祀つていました。この内の香森大明神が【津夫久美神社】の神であると思われます。
明治40年「玉祖神社」に合併され、御神体は「玉祖神社」ヘ移され、社殿は山畑の「佐麻多度神社」の境内末社である天満宮の本殿として移築されました。
昭和49年10月水越地区の氏子たちの要望により社澱を新築・復興した。御神体も「玉祖神社」から戻っています。






所在地 :大阪府八尾市水越8丁目



アクセス:近鉄信貴線「服部川」駅から徒歩約20分、又は近鉄バス「太田川」から徒歩約15分。「服部川」駅の北北東約1km、府道170号線(旧東高野街道)・高安中前交差点を東へ約1km入った北側にあります。この神社の前の道を東へ約600m進んだ高安山麓には、「式内・玉祖神社」があります。





👇【玉祖神社】(たまおやじんじゃ)




👇【佐麻多度神社】(さまたどじんじゃ)









👇この周辺には地蔵堂が多く詳細を調査中です。