kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【赤留比売命神社】(あかるひめのみことじんじゃ) 「三十歩神社」(さんじゅうぶじんじゃ)大阪市平野区

【赤留比売命神社】(あかるひめのみことじんじゃ)は、大阪市平野区にある神社で、延喜式神名帳に記載される古社。新羅から渡来したと伝わる女神「赤留比売命」が祀られています。またこの神社には「三十歩神社」(さんじゅうぶじんじゃ)という俗称があります。地元の方々には「三十歩神社」と呼ばれています。このあたりの地名も昔は三十歩町でかつての平野環濠集落の南東角に位置します。


境内案内板には次のように書かれています。
「当社の祭神、赤留比売命は新羅からきた女神で天之日矛の妻と伝える。当地を開発した渡来氏族の氏神として、その創建は詳かではないが、平安時代につくられた延喜式神名帳に、当社が記載されている。俗に三十歩社と呼ばれるのは、古来から祈雨の神とされ、室町時代の応永年間に干ばつがあり、僧の覚証が雨乞いのため、法華経三十部を読経し霊験を得た故事によるとか、当時の境内地の広さが三十歩であったためにと伝える。
またかつて住吉大社の末社であった由緒で、如月三十一日に行われる同社の例大祭「荒和大祓」に、当時の七名家より桔梗の造花を捧げる慣例となっています。
明治三十年に背戸口町より移された境内末社、天満宮、琴平神社とともに大正三年、て杭全神社の境外末社となり今日に至っている。社殿背後の土塁と松山池は環濠集落の名残りが見られる数少ない場所の一つである。」




住所:大阪府大阪市平野区平野東2丁目10(平野公園隣)


アクセス: JP大和路線・加美駅から徒歩15分