【天満神社】(てんまんじんじゃ)奈良市七条 『奈良市指定文化財(建造物)』
【天満神社】(てんまんじんじゃ)は、社伝によると正暦4年(993)の創立とされています。
本殿は、小規模な三間社流造(さんげんしゃながれづくり 間口3間の切妻造建物の正面の屋根を、流れるように延ばした神社本殿形式)の建物です。建立年代は、桁(けた)・棟木(むなぎ)・垂木(たるき)に反り増しがある点や破風板(はふいた)などの様式から、少なくとも16世紀に遡ると考えられます。
現在本瓦葺(ほんがわらぶき)ですが、もとは檜皮葺(ひわだぶき)かこけら葺であった可能性があります。土台や縁にも後世の改修があります。
しかし、全体に当初の部材をよく留めており、市内に残る中世社殿の一つとして貴重です。
『奈良市指定文化財(建造物)』
件名:天満神社本殿
かな:てんまんじんじゃほんでん
数量:1棟
指定(分類):奈良市指定文化財(建造物)
指定日:平成5年3月3日
所在地:奈良市七条一丁目2-16
所有者:天満神社
小学校区:六条
構造形式:三間社流造、本瓦葺
年代:室町時代
住所:奈良県奈良市七条1丁目2−16
アクセス:近鉄「九条駅」から直線距離で580m
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