kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【小山産土神社】(こやまうぶすなじんじゃ) 大阪府藤井寺市

【小山産土神社】(こやまうぶすなじんじゃ) 大阪府藤井寺市



室町時代に神宮寺として再建され、祭神を牛頭天王としていましたが、現在は産土神社として素戔鳴命と櫛稲田姫を祀っています。 本殿は一間社流造で、主要部分は創建当時の状態をよく留めており、藤井寺市内で最古級の神社建築として貴重です。 産土とは産室のある場所の砂、土の事を意味した。産室は昔は離れた所に作られ、そこで出産をしたのである。いつの間にか、産土を誕生の土地を意味するようになった。


境内の案内板には次のように書かれています。


由緒;御祭神;素盞嗚尊命。


 室町時代、現本殿の蟇股(カエルマタ・桃山様式)は、当時の儘の蟇股を残しております。蟇股は藤井寺市内では、最古の物であり神仏習合社の証でもあります。又、元禄5年(1693)「寺社数改帳」に志紀郡小山村の守護神、小山牛頭天王と隣接するお寺天王山「清圓寺」が記載され、神社神紋、清圓寺仏紋も同じく五仏に唐花と成っております。清圓寺の屋根等をご覧下さい。尚、祀り事は、大正後期まで清圓寺住職により行われておりました。


 明治維新(神仏判然令)、明治12年以降の本殿、御神鏡裏には河内小山坐、進雄(スサノオ)神社鏡と記されおります。


その後、昭和17年寄進石碑に産土神社(生まれた土地の神)と神社前にありますが、神社庁記載には、戦後の昭和27年頃に産土神社としております。


本殿:疫病神・魔除等・牛頭天王(仏像神・江戸後期作)
・進雄尊(御神鏡釜等)、現在は素戔嗚尊命(神社庁登録)
      
末社:金刀比羅社・・・・・・水の神  
本来は、11面観音菩薩を本地仏として右側に不動明王、左側に毘沙門天の2体の脇侍仏でありますが、当神社、金比羅社内は、同じく3社宮となっておりますが明治32年以降より現在の大物主の尊の御神垂と両脇社内は神垂のみと成っております。


末社:稲荷社
現在は商売繁盛の神としても崇められております。本尊 稲田姫(仏像神・江戸後期作)





住所 : 大阪府藤井寺市小山4-7-9


アクセス:近鉄「藤井寺駅」1出口から徒歩約11分