【越中井】(えっちゅうい) 大阪市中央区
【越中井】(えっちゅうい)は、大阪市中央区森の宮中央2丁目12にある史跡。細川家の当主である細川忠興の屋敷の台所があったと伝えられる場所で、「細川ガラシャ」最期の地として知られる。「越中井戸」(えっちゅういど)とも呼称される。
秀吉の死後の1600年、会津征伐において忠興が徳川家康に従って出征している間に、豊臣家の再興をもくろむ石田三成が決起。三成は忠興を味方につける為、ガラシャを人質にしようと細川屋敷を取り囲むが、彼女はこれを拒絶し、自らの命を絶ち、屋敷に火を放った。これに驚いた三成は他の大名の家族に手を出すのを控えるよう余儀なくされ、結果多くの武将が家康側に付くこととなった。
細川屋敷の焼け跡には、台所の井戸が焼け残っており、【越中井】(えっちゅうい)と呼ばれた。
場所:大阪市中央区法円坂1丁目2−1 丁目
アクセス:大阪市営地下鉄中央線・大阪環状線森ノ宮駅より南西約500m