kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【夜都岐神社】(やつぎじんじゃ)奈良県天理市

【夜都岐神社】(やつぎじんじゃ)は、奈良県天理市にある神社である。旧社格は村社。夜都伎神社とも書かれ、「やつき」「やとぎ」などとも読まれる。


祭神 は、
武甕槌神 配 經津主命、比賣大神、天兒屋根命。
境内社: 琴平神社、八坂神社、鬼子母神社。


由緒 について;
 「山辺郡所属の式内小社夜都伎[ヤツキ]神社の他の論社に天理市竹之内町十二神社、天理市田井庄町八剣神社がある。 夜都伎の読みは[ヤツキ]、[ヨトキ]、[オトギ]等がある。口碑によると、乙木にはもと夜都伎神社と春日神社の二社があったが夜都伎神社の社地を竹之内の三間塚池(現十二神社の地)と交換、春日神社一社にし社名のみを変えたのが現在の夜都伎神社であるとする。 また、東方竹之内峠を越えた所に龍王社があり水雷神を祀っているが、奥宮であると思われる。 夜都伎を夜都留伎であったとすれば八剣神社ともなりうる。当社は昔から奈良春日大社に縁故深く明治維新までは当社から蓮の御供と称する神饌を献供し春日から若宮社殿と鳥居を下げられるのが例となっていると伝える。」


春日大社との関係が深く、江戸時代末期まで「蓮の御供」という神饌を献上していた。春日大社からは、古くなった社殿・鳥居を60年毎に夜都岐神社に下賜して使用させる伝統があり、応永13年(1406年)には春日大社の第四殿を下賜されている(春日大社文書)。また、寛正2年(1461年)4月6日には大乗院の尋尊が参詣に訪れている(大乗院寺社雑事記)。現在の本殿は明治39年に春日大社から移された建物。


西には、神宮寺である十来子(じゅうらいし:十羅刹女)堂があったが、現在は乙木集落中の薬師堂に移されている。拝殿はこの地方では珍しい萱葺である




住所: 奈良県天理市乙木町765