kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【箱根神社】(九頭龍神社)神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

箱根神社は、古来、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社で、交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
 当社は、人皇第五代孝昭天皇の御代(2400有余年前)聖占上人が箱根山の駒ケ岳より、同主峰の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
 奈良朝の初期、天平宝字元年(757)万巻上人は、箱根大神様の御神託により現在の地に里宮を建て、箱根三所権現と称え奉り、仏教とりわけ修験道と習合しました。
 平安朝初期に箱根路が開通しますと、往来の旅人は当神社に道中安全を祈りました。
 鎌倉期、源頼朝は深く当神社を信仰し、二所詣(当神社と伊豆山権現参詣)の風儀を生み執権北条氏や戦国武将の徳川家康等、武家による崇敬の篤いお社として栄えました。
 近世、官道としての東海道が整備され箱根宿や関所が設けられますと、東西交通の要(交通安全祈願所)として当神社の崇敬は益々盛んになり、庶民信仰の聖地へと変貌しました。
 こうして天下の険、箱根山を駕籠で往来する時代から、やがて自動車に変わる近代日本へと移行しますが、その明治の初年には神仏分離により、関東総鎮守箱根大権現は、箱根神社と改称されました。



住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1


アクセス:


箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ



『九頭龍神社』(本宮)


鎮座地 箱根町元箱根防ケ沢(箱根樹木園内)


御祭神 九頭龍大神


例  祭 6 月13日


月次祭 毎月13日


当神社は、芦ノ湖の九頭龍伝説を今に伝える龍神信仰の聖地であり、社前の湖には奈良時代に箱根権現を建立した萬巻上人と、九頭龍大神ゆかりの祭場をひかえています。この伝説を今に再現する龍神湖水の神事 まつりが毎年6月13日の例祭に、また毎月13日の月次祭に崇敬者が参集して厳かに斎行されています。


神社の由来は、社傳によると
「西汀に驛路有り。毒龍は波を凌ぎ、雲を拏(とら)ふ。人民は多く損害免れず。萬巻は彼の深潭(しんたん)に臨んで石臺(せきだい)を築きて祷らせしむ。爾に毒龍は形を改め、寳珠并に錫杖(しゃくじょう)水瓶を捧げて乞ひて受降を要す。」(箱根山縁起并序)とあります。


その昔、人民に被害を与えていた毒龍に対し、萬巻上人が湖中に石壇を築いて調伏の祈祷を行ったところ、毒龍 は形を改め、寳珠并に錫杖を捧げて帰依し、龍神となりました。今では、多くの人々に開運隆盛はもとより金運守護、商売繁盛、縁結びの龍神様として崇められています。





【阪本研究所】SK laboratory
  代表:Kazuyoshi Sakamoto
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