kazu2000のブログ / 社寺仏閣巡り

神社が好きで関西を中心に廻っています。kazu1000のブログ記事が満杯になりましたので、このkazu2000より引き続き投稿致します。

【御野縣主神社】(みのあがたぬしじんじゃ)大阪府八尾市

【御野縣主神社】(みのあがたぬしじんじゃ)大阪府八尾市



旧河内国河内郡上之島村(八尾市上之島地区)の氏神。かつてこの地一帯を支配していた豪族・美努連(みぬのむらじ)、三野縣主一族の祖神です。創建の年代は不詳ですが、延喜式神名帳に河内国若江郡の御野縣主神社二座と記載されていることから平安時代以前にはあったと思われます。明治5年(1872年)に村社に列せられました。


境内西側は小高い丘になっており、かつて西側に流れていた玉櫛川(旧大和川)の堤防の跡です。現在ではここだけにしか残っていないといわれています。八尾市の保全樹林に指定され、貴重な史跡となっています。境内の南には「御野縣池」があります。



社伝によると、「角凝魂命」 「天ノ湯川田奈命」の二柱の神が祀られ、美努連(みぬのむらじ)、三野縣主一族の祖神とされています。「角凝魂命」(つのこりむすひ)は
阪南市の波太神社の祭神で、鳥取氏の祖神として祀られています。「天ノ湯川田奈命」(あめのゆかわたな)は角凝魂命の三世孫とも四世孫ともいわれています。


本社のある場所から少し南、東山本町5丁目公園の脇にもう一座があり、「式部御野縣主神社」(式部之宮)と呼ばれています。
こちらの「式部御野縣主神社」は狭い敷地内に社殿があるだけで、旧高安郡万願寺村の集落はずれにあたり、かつて江戸時代中期に水利権争いで村が分裂し、式部集落が南の万願寺村に移ったときに分霊を勧請したものです。












住所:大阪府八尾市上之島町南1丁目71
アクセス:近鉄「河内山本」駅から徒歩約15分







御野縣主神社(みのあがたぬしじんじゃ)